院長の舟木です。
昨年になりましたが、2年前から私が学校歯科医をしている
中学校で講話をしました。
その年の4月にその学校の歯科検診に行きましたが、
虫歯は結構少なくなっているにも関わらず、
歯肉炎の生徒が半数以上いました。
これはこの地域に特有ではなく、
全国的な傾向だそうです。
歯肉炎は歯周病の始まりで、
まだ歯を支える歯槽骨には病気は波及していませんが、
そのままにしておくと進行する可能性があります。
虫歯と違って初期の頃は自覚症状があまり出ず、
重度になってから気づくため、
サイレントディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれています。
今回、その学校の養護の先生に頼んで時間を作ってもらい、
1年生約40名に歯周病の原因、症状、
その対策(ブラッシング)について話しをしました。
私の話が一方通行にならないよう、
話しの途中で生徒達に質問を投げかけました。
私の質問に対して生徒達が真剣に答えてくれ、
また生徒達からも質問があり、
あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。
そのため、ブラッシング指導をする時間が
あまり取れず生徒達に申し訳なかったです。
後で養護の先生と話をして、
次回はブラッシングを重点にやっていくことになりました。
ブラッシングは自分で自分の歯を守る第一選択肢ですから、
もっと分かり易い話をしていこうと思いました。