院長の舟木です。
先日、博多で「摂食嚥下リハビリテーション」の研修会に行ってきました。
昨年の秋から毎月第2水曜日の夕方、
福岡歯科大学に摂食嚥下のカンファレンスに行って勉強しています。
一般の開業医も参加できるとてもオープンなカンファレンスです。
そこの教授からこの研修会を紹介していただきました。
私が受けたかったのは、
嚥下内視鏡を使った実習でした。
これは鼻からファイバースコープを挿入した状態で、
食べ物や飲み物を摂取し、
嚥下の観察・評価をする方法です。
この日は人形を使った実習でしたが、
まず鼻にファイバーを入れ鼻腔を通って、
咽頭のところまで挿入します。
人形を縦割りにした状態で
解剖学的な構造も事前に説明を受けてやりましたが、
聞くのと実際にやるのでは大きく違っていました。
モニターを見ながらやるのですが、
今 モニター写っている部位がどこにあたるのか、
頭の中で整理するのに苦労しました。
しかし、ちょっとだけお医者さんになった気分にもなりました(笑)
実際の臨床の現場で内視鏡を使った検査を
やるかどうかはまだ分かりませんが、
知っているのと知らないとでは大きな違いです。
一般の歯科医にとってこういう研修会でしか
内視鏡を手にとることはありませんが、
とても有意義な勉強会でした。