院長の舟木です。
やっと日本でも新型コロナウィルスの
ワクチンが接種されてきました。
先日たまたまテレビを見ていた時に、
そのワクチンの生みの親であるカリコ博士と
IPS細胞でノーベル賞をとった
山中教授の対談があってました。
カリコ博士は女性でハンガリー出身で
あることにまず驚きました。
カリコ博士が30代のころ
ハンガリーは社会主義体制で、
経済が行き詰まります。
その影響で研究資金に行き詰まり、
車を売って家族3人でアメリカに渡りました。
アメリカでmRNAの研究をしますが、
ほとんど評価されず、研究費を減らされたり、
ポストを降下されたり苦難の日々を過ごされます。
その後カリコ博士のmRNAの技術を使うことで、
IPS細胞が効果的に作れることで、
博士の研究が一躍注目されます。
そして今回の新型コロナウィルスに
世界で初めてmRNAのワクチン開発に
成功されました。
ここまでたどり着くのに
40年以上の歳月がかかりました。
今ではワクチンを作るノウハウも完成し、
新たなワクチンも4〜6週間あれば
作れるそうです。
対談の中でカリコ博士が
「私のことをヒーローと言うが、それは違う。
患者を治療する医師、看護師、清掃作業の人たちがヒーローだと。
私は、ただ研究室にいただけだと」と
言ったことにとても感動しました。
とても謙虚で誠実な人だなと、
ぜひ今年のノーベル賞を
とってもらいたい思います。
私も最近、歯科医師の
ワクチン摂取の研修動画を終了しました。
いつ要請があってもいいように
スタンバイしています(笑)